導入
    本書の学習法によってTOEICにおいて重要な瞬発力が身に付けられる。
    その学習法とは、以下で紹介する、
    「瞬間英作文」と「音読パッケージ」の二つである。
    なお、本書と同名のサイトにまったく同じ内容が載っているので、
    手元に置いておきたいなど特別な理由がなければ本書を買う必要はない。
    本書およびサイトでは、なぜこの学習法が良いのかなどが
    著者の体験も交えて詳しく説明されているが、
    分量も多くやや煩雑になっており、何をすればいいのかが端的にわかりづらい。
    また絶版になった教材が取り上げられていたりもするため、
    このページでは、どのようなことをやるのか、
    どの教材を使用すればよいのかをまとめる。
    発音の仕方をレクチャーした参考書である。
    発音時の口の形を写真で掲載していたり、
    たとえを用いたりしており理解しやすい。
    タイトルのとおり発音能力は聞き取り能力に直結するため、
    「音読パッケージ」を行う前に
    本書に取り組んでおけば大きな相乗効果が生まれる。
    「match」と「much」を、ともに「マッチ」と
    発音している人などにはとくに有益なものとなるだろう。
    こういった混同しやすい発音についての
    リスニングトレーニングになる。

瞬間英作文
    「あれは本物の花ではない」
    これを英訳せよという問題があったとする。
    簡単だと思う人も多いだろうが、
    「一秒以内に」という条件がついていたらどうだろうか。
    冠詞は"a"なのか"the"なのかなど
    少し戸惑ってしまうこともあるだろう。
    これは、理解はしているが体得はしていない状態なのだと言える。
    瞬間英作文は、基本的な英文を
    瞬時に英訳していくというトレーニングを通じて
    基本レベルの英語を体得しようというものである。
    『どんどん』は文法事項ごとに英文がまとめられているが、
    こちらはその名のとおりシャッフルされている。
    より実践的なトレーニングができるようになっている。
    「おかわり」でないほうはたんにシャッフルされているだけでなく、
    複雑になった構文が扱われているところもあり、
    急に難度が上がるため、『どんどん』の次にやるものとしては
    本書のほうがいいだろう。
    『どんどん』『スラスラ』は中学レベルの英文を扱っているが、
    こちらは両方とも高校レベルである。
    瞬間英作文のために作られたものではないが、
    瞬間英作文にも用いやすい参考書である。
    『ドラゴン』は高校英語のエッセンスが詰まったもので、
    540は多すぎるという人向け。
    『最重要構文』は高得点を目指してじっくり学習したい人向けである。

音読パッケージ
    「テキストを見ながらのリピーティング→音読→
     テキストを見ないでのリピーティング→シャドーイング」
    この四つをセットで行うのが音読パッケージである。
    たんなる音読に耳からのトレーニングを組み込むことで
    より効果的な学習法になったと言える。
    聞いてすぐ発音するということが、
    とりもなおさず直読直解力を鍛えることになるからである。
    先に述べたように発音とリスニングは表裏一体のものなので、
    リスニングのトレーニングとしても大きな効果を発揮するだろう。
    『みるみる』と同じかやや易しいくらいの難易度で、
    中学レベルの日常会話、説明文などを扱っている。
    単語も難しいものはないが、基礎単語の補完ができ、
    日常的な表現に慣れることもできる。
    『みるみる』が簡単すぎたという人は、
    以下の『Daily』だけでもよい。
    日常会話、手紙、メールなど多彩な内容。
    『Basic』よりも文の難易度は上がる。
    こちらも種別としては単語帳なので基礎単語の補完ができ、
    幅広い日常表現も習得できる。



このエントリーをはてなブックマークに追加 ツイート
TOEIC参考書セレクション
Copyright (C) 2009-2016 gakusam.com All Rights Reserved.