はじめに

    数的処理の参考書全般に言えることだが、
    ある数的推理の本が良かったからといって、
    同じシリーズの判断推理の本がその人にとって合うとは限らない。
    また、同じ本のなかでもある項目についてはわかりやすくとも、
    別の項目についてそうであるとも限らない。
    逆に、自分にとってわかりやすい参考書のなかで
    できない項目が出てきたとしても、別の参考書を使えば
    自分に合った解法を見つけられるということもしばしばあるのである。
    つまり数的処理という科目は、ひとつの参考書に決め打ちせずに
    色々と手を出すことに例外的に大きな利点があるものだと言える。
    ただしそこそこ得意だろうという人は、まず過去問だけをやってみて
    どうしてもできないところが出てくるようならば
    理解本に手を出す、といった程度でよい。

理解本
    高卒程度試験向けの参考書。
    「はじめに」で述べたような
    さまざまな解法といった話以前の基礎固め用。
    下記『玉手箱』が初心者用とされることも多いが、
    さほど易しいとも言えないので
    苦手な人はこちらで土台を作りたい。
    足し算・引き算・割合など小学校の算数から入るが、
    おもな内容が簡単というわけではない。
    オーソドックスな解法が多い参考書である。
    一般的なものとは異なる解法がよく用いられる。
    別の理解本でわからなかった問題でも
    解けるようになる可能性が増す典型的な参考書である。
    苦手な人の多い空間把握については
    随一のわかりやすさと言える。
    「ワニ本」と呼ばれる『大革命』シリーズが有名だが、
    出版が10年前なので、問題も10年以上前の古いものばかりである。
    さらに他の参考書と比べて解説もわかりづらくなっているため、
    畑中式の解法を身に付けるならこちらを勧める。
    こちらには試験ごとの出題頻度や、
    各項目のコストパフォーマンスも掲載されており役に立つ。

過去問
    『スー過去』は問題の解説が簡潔すぎる傾向にあり、
    なぜそうなるのかが一切なく、
    解き方だけポンと載せられていることも多い。
    できなかった場合に解説を読んでも解決しないことがままある。
    そのため過去問にはこちらを勧める。
    レジュメもこちらのほうがわかりやすい。
    上記のとおり基本的には勧められないが、
    『クイマス』よりもやや応用度の高い問題が掲載されているので、
    もともと得意な人が過去問を一応やっておこう、
    というくらいの場合にのみ勧められる。

資料解釈
    基礎的な問題を多く扱っており、
    解説もかなり噛み砕いたものになっている。
    下記『畑中BEST』であまり理解できなかった人はこれをやろう。
    資料解釈はおおむね本書一冊で事足りる。
    時間短縮に役立つテクニックが満載で、
    問題も豊富である。
    説明も「ワニ本」の『資料解釈の最前線』より理解しやすい。
    さらに演習を積んでおきたい人はこれで。



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